最近のゲームは操作が多いので、できるだけシンプルにキー配置を考えたい。

ゲーム備忘録

 最近のゲームって操作がたくさんあって、機能や動作を覚えるのも大変!たまたま当たったキーで動作が起こって、こんな機能もあったの?!ってなることもしばしば・・・。特に年齢が上がってくると、覚えるより忘れる方が多くなってくるので、できるだけシンプルにキー配置をして、快適なゲーム操作環境を構築していきたいですね。

 今回はそんなキー配置の考え方についての備忘録です。キャラクターコントロールが快適になることで、ミスを減らし、より先に進むためにお役立てください。

 なお、今回はキーボード+マウスでの操作(特にアクションゲームやオープンワールド)を想定しています。コントローラーよりボタン(キー)が多いことと、PCゲームするならキーボードをやっぱり使いたいという筆者のこだわりからです。

キーの役割を決めておく

 押したキーに対してどのような動作をさせるか割り当てることを、キーアサイン(キーバインド)といいます。PCゲームにおけるキーボード初期設定は、自分のゲームプレイに最適化されていないので、まずゲームを早く始めたい気持ちを抑えて、キー配置を変更する画面を探すことをお勧めします。大体はオプションにあると思いますが、キー自体の配置変更はコントローラーよりも見つけにくいこともままあるので、丁寧にメニューを探してください。

キーの役割を決めていく中で、以下の点にポイントを置いてみると良いでしょう。

  1. どのゲームにも共通してある動作は、同じキーに割り当てる。
  2. 移動中に押す必要のある動作は、マウスサイドボタンや親指・小指を活用。
  3. 瞬発性が必要な機能と、ゆっくり選択できる機能で分ける。
  4. コマンドから呼び出せる機能や、あまり使わないような機能は余ったところへ。

では、それぞれの項目について、もう少し詳しく見ていきましょう。

どのゲームにも共通してある動作は、同じキーに割り当てる

 ゲームを変えるたびにキー操作を覚えていては、慣れるまでに時間を要します。キーの役割を、いつも同じ動作に充てれば迷わなくて良いし、思わず他のゲームのキー配置で押してしまうということもなくなります。ダッシュならShiftキー、調べるならRキーなど、自分が動きやすい配置で決めると良いでしょう。同じメーカーであれば、キー配置も同じようになっていることが多いので、よくプレイするゲームのキー配置をベースに、他のゲームにも展開させても良いと思います。

 また、それぞれの機能の頭文字と同じアルファベットのキーに配置すると、忘れ防止にもなります。マップならM、アイテムならIなど、イメージしやすい文字を割り当てておくと、改めて覚えなくても自然とそのボタンに手が行くようになります。

移動中に押す必要のある動作は、マウスサイドボタンや親指小指に配置する。

 移動キー(WASDなど)を押している最中は、真ん中の3本の指が移動に取られてしまいます。そうすると、人差し指付近のキーに移動中に押す必要のある機能を割り当てていると、左(Aキー)押しているときは押せるけど、右(Dキー)押しているときは押せないとなってしまいます。アクションゲームなどは、横移動しながらキー押すことかなりあるので、そういった時には、親指、小指、マウスのサイドボタンを利用しましょう。

 親指だったら、スペース以外にV・Bキーあたりは届くと思います。小指だとCAPやCtrlキー。マウスもゲーミングマウスであれば、サイドに1つ、ないし2つボタンがついています。キーボードによっては無変換がついているものは、そこも押しやすいですが、通常設定できないことが多いです(KeySwapというツールがそういったところを解消してくれるようですが、僕は使用したことがないです。)。

瞬発性が必要な機能と、ゆっくり選択できる機能で分ける。

 移動や戦闘の最中に押さないといけない動作は、即時対応が必要なものが多いので、左手近辺のキーに集中させましょう。Q・E・R ・T・F・G・C・Vと数字キーの1〜5あたりは、左手での親指以外の4本で比較的押しやすいので、瞬発性の必要な機能に割り振っていきましょう。ポーションやスキルの使用、調べる、会話の開始などにはお勧めです。使用頻度の多いものから効き指に近いところへ配置すると良いです。ちなみに、XやZのキーは非常に押しにくいです。瞬発力のいる動作には割り当てない方が良いです。爪が邪魔になったり、場合によっては手の筋が痛くなってきます。健康にも気をつけた配置を検討していきましょう。

 反対に、ゆっくり選択できる機能は、キーボード右半分に集めると良いです。指を大きく移動するため、タイムラグができてしまします。ステータスやマップ表示、装備変更などの普段あまり使わないけど、それなりに便利な機能は、ここに集中させておくと良いです。

コマンドから呼び出せる機能や、あまり使わないような機能は余ったところへ。

 メインで使用するキー配置が決まったら、残りのあまり使用頻度がないような動作は、残ったキーで自分がわかりやすいところに固めるなどして管理しましょう。ESCキーなどのメニューを開くキーで呼び出せるような機能のものは、無理に配置することもないです。メニューから呼び出せるので、誤動作防止にキー配置なしにしても良いと思います。

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ゲーミングマウスの活用

 マウスもゲームの場合は機能や形で大きくゲーム性に左右されてしまいます。ここでは、ゲームのために最適化されたマウス「ゲーミングマウス」を「使う」視点から考えていこうと思います。

ゲーミングマウス

 ご存知の通り、ゲーム用に最適化されたマウス。通常のマウスより反応速度や移動性能、耐久性に優れ、ボタン数も多い高性能マウスです。手に馴染みやすい形状が手を疲れにくくしてくれるため、耐久力が減ってきている中高年ゲーマーにはおすすめのアイテムです。

 アクションゲームやFPSなどm秒単位での動きを必要とするゲームは、有線のゲーミングマウスがお勧めです。無線のマウスはコードがないので動かしやすいメリットがありますが、電池で重かったり、バッテリー切れや遅延のリスクがあったりと、瞬発性の必要なゲームでは致命傷になるデメリットもあります。最近はそういったデメリットも解消されたマウスも出てきているようですが、高価だったりするので、マウスの更新を考えられている方は、メリット・デメリットをご自分の環境と照らし合わせて検討してください。

マウスだけでコントローラー1台分の仕事をしてくれそう

 最近のゲーミングマウスは10以上ボタンがついているものもあり、コントローラー以上に機能つけられそうですが、そんなにあっても僕には使いきれないです・・・。でも、ホイールボタンと、サイドボタン2つくらいは比較的素早く押せるので、使いやすいです。今使っているゲーミングマウスは、ホイールボタンの下にも2つほどボタンがついていますが、そこのボタンは使ったことはないですね。中指つっちゃいます。

 回避や一撃必殺のような、頻度はそこまではないけど、いざという時に押したいキーは、マウスサイドボタンを利用すると出しやすくてお勧めです。親指を軽く押し込むだけなので、使い勝手が良いです。ただ、マウスの形状によって押しやすいものと押しにくいものがあるので、自分の指のサイズに合った、押しやすいものを探してください。

マウスのサイズは手のひらサイズで

 サイズも色々ありますが、大きさや形状によって、手の負担が変わるので、自分の手の大きさに合った使いやすいものが良いです。個人的には手のひら全体で包み込めるような大きめのマウスが疲れなくて良いです。

 職場ではPCについてきている小さめのマウスを使用していたのですが、一日使用していると手の筋が年々ひどく痛むようになりました。そこで(自腹で)大きめのものに変えたのですが、それ以降一日使っても痛みを感じなくなりました。マウスはサイズ感は大事です!長時間プレイされる方は特にサイズにはこだわることをお勧めします。

クリックはマウスをブレさせる

 オープンワールドのゲームが好きでよくするのですが、その中で弓を使用するときにクリックがいたずらをします。弓の場合、右ボタンを押しっぱなしで標準を合わせて、左クリックで構えて、離したら発射!・・・左クリックを離す動きでマウスを握っている手のひらが動いてしまい、まとがずれてしまうということがあります。特に遠くの敵の頭を撃ち抜きたいのにズレて、身を隠した意味がなくなってしまうことって・・・ないですか?

 そういった僕と同じような末期症状のある方は、2つの動作をマウスとキーボードに分けて設定すると良いです。この場合だと発射を左クリックではなく、キーボードで割り当てます。人差し指で押せるキーあたりがお勧めです。そうすると標準合わせた状態でマウスは固定されているので、ブレることなく相手に向かって発射されていきます。

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まとめ

今回はキーボード配置とマウスの設定・操作について考えてみました。
キーボードについて、もう一度まとめると

  • どのゲームも共通動作は、同じキーに割り当てる。
  • 移動中は、親指・小指を活用。
  • 瞬発性が必要な機能は左手周辺に、ゆっくり選択できる機能は右半分に。
  • ほとんど使わない機能は、メニューから呼び出し、キー配置はしない。

また、マウスについては

  • マウスはゲーミングマウスを使おう。
  • 使いやすいボタンのみを使っていこう。
  • マウスの大きさは手のひらサイズで疲れ知らず。
  • 精度の必要なマウス操作は、キーボードと手分けしよう。

でした。

 体力や瞬発力、精度に衰えを感じてきたら、自分がゲームに合わせず、環境を自分に合わせていってみてはどうでしょうか?この記事もその参考になれば幸いです。